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INTORODUCTION

あなた方は警視庁特殊犯罪捜査零課(通称『ゼロ』)の同僚である。
各々がそれぞれに特化した技能を有しており、四年前の結成当初からの付き合いだ。
紆余曲折ありながらも、共にそれだけの年数を過ごしてきた。
共通の同僚である『相模原 涼(さがみはら りょう)』は温厚で優しい女性であったが、三年前とある事件によって死亡してしまう。
あなた方はその光景を忘れた事はない。
とある教会跡地にて、まるで磔刑にあったかのように吊るされた彼女の肢体。
祭壇の奥に位置していた十字架に無数の蔦が這い、彼女はそこで事切れていた。
肉の隙間から色とりどりのアザレア、アイビー
それ以上の美しい花々を咲かせて死んでいたのだ。
彼女の目や鼻、口から伸びたものが一層激しく、最初は誰のものかも判別は出来なかったが、ふと「相模原」と呼ぶ声が聞こえ、あなた方はそれを誰であるかを理解した。
三年前、応援の刑事達が現れるまでの間、あなた方はその名を叫び、泣き、
悲痛と嘆きの中彼女の死体を床に降ろし、ただひたすら慟哭していたのだ。
犯人は未だ捕まっていない。
その死体の異常性から犯人は『庭師』と呼ばれ、今でもメディアを賑わせている。
あなた方は日々別の捜査に当たりながら、『庭師』を探し続けている。
原作シナリオ 1ページ目より引用
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